昭和37年、車輌部品製造の外注として会社を立ち上げたのが自動車との関わり
でした。
当時は、39年の東京オリンピックに向け高速道路の発達に伴い、景気も自動車の
生産も右上がりで、目標を持って一歩一歩努力すれば、ある程度の夢は叶う時代で
した。
しかし、時代背景とは裏腹に、会社は増産しても思うような経営内容が追求でき
ない状態でした。
そんな暗澹とした気持ちの中、材料の引き取りや、納品時にふと、道路に目をやる
と、必ずと言っていいほど、故障車が目につくようになりました。
いずれ自動車社会になり、自動車が増えれば必ずや修理・車検につながると考え、
42年営業内容を修理工場に転換し現在に至ります。
さらに、平成7年7月に、国民負担の軽減に配慮した「道路運送車輌法の一部を
改正する法律」が施行され、ニューサービスを提供する事に着眼し、従来の車検の
あり方を根本から考え直し、ユーザーの立場に立って開発したのが「FJ車検システ
ム」です。
今後も、この「FJ車検システム」を土台に、多様化するユーザーのニーズに対応し
ていきたいと思います。
株式会社富士モーターサービス
代表取締役 遠藤 政信